2016年9月24日土曜日

これぞいびき対策の決定版!驚きのいびき低減効果を発揮するナステント装着日記

 自分では気付かないけど、知らない間に周りに迷惑をかけてしまっていることって、結構ありますよね。私の場合、それの最たるものが、いびき。子供の頃から結構いびきをかいていて、中学や高校の時の修学旅行や部活の合宿、大学の時はサークルの合宿などでは、朝起きてから「うるさい」と回りから非難轟々なんですが、大抵の場合は気持よく熟睡しているだけで、本人としてはうるさいという自覚がないので、どうしろと…と、なんとも言えない気持ちになってました。

 さすがに社会人になってからは、いびきをかいてるという自覚はでてきたので、ブリーズライトや口閉じテープ、いびき対策マウスピースやいびき対策まくらなど、一通りのいびき対策グッズは試してみたんですが、どれもイマイチ効果がなくてなんとなく諦めモードになってました。

 あとは、レーザー手術を受けるくらいかなとも思ったのですが、知り合いにいびきがうるさいと嫁から言われて、いびきのレーザー治療を受けた人がいて、色々と聞いてみたところ、手術後めちゃめちゃ痛いと言っていて。口蓋垂(のどちんこ)をレーザー照射で焼き切るわけですから、そりゃまぁ痛そうですよね。しかもあまり効果がなかったとのことで、いびきのレーザー治療にはイマイチ乗り気ではなかったのです。

 が、ついに見つけてしまいました。絶対的に効果のあるいびき対策の決定打。これなしにはもう眠りにつくことはできないくらい、効果のある対策グッズだったので、ぜひ紹介しておきたいと思います。




いびき対策の注目アイテム、ナステントとは?


ナステントとは、一言で言えば、
いびき・睡眠時無呼吸対策用のチューブ型鼻腔挿入デバイス
です。

 2015年の販売開始以来、ものすごい勢いでメディアで取り上げられていて、実は私も初めて知ったのは、8月20日のサタデープラスの"知っているだけで必ず役に立つ!医療の最前線大公開"という特集で、「いびき&無呼吸を解消する600円のチューブ“ナステント”」を見てからでした。なんというか、小島瑠璃子さんが無理無理と言いながらも鼻にチューブを差し込む絵がインパクトあって…。こじるりよく頑張った!

 土屋アンナさんが鼻にチューブを挿入しているPVもなかなかにインパクトあります。



 調べてみると、ナステントを試してみた系のレビューブログもすでに結構ありました。
 そして注目すべきは、ナステントは、専門医療機関・医師と共同開発された一般医療機器ということで、お医者さんからも支持を受けてる点ですね。"ナステントのご案内"で検索すると、色んな医療機関のホームページも出てきます。
というわけで、サタデープラスを見た3時間後には、お試し6本セットを購入してました。


今まで試したいびき対策グッズの中では、抜群に効果の高いナステント


 じゃあ、実際のところ、どれほどの効果があるのかは、気になるところですよね。先ほど紹介したレビューブログでも、効果があると感想は書いてありますが、実際のところどれほど効果があるのかってことがイマイチ定量的に示されてないので、恥を忍んで、自分の身体で実際に試してみた結果を紹介したいと思います。

 いびきの計測には、いびき対策アプリとして評価の高い、いびきラボを利用しました。いびきのうるささを時間軸でグラフ化してくれ、いびきスコアとして数値化して表示してくれて、無料で使えるところがナイスですね。(数値は、大きいほど騒音が酷い)

いびきラボ - いびき対策アプリ (SnoreLab)
いびきラボ - いびき対策アプリ (SnoreLab)
無料
posted with アプリーチ

 睡眠時に、ナステントを装着してない状態と、ナステントを装着した状態で、いびきラボのグラフといびきスコアがどのようになっているか、それぞれ5日分ご紹介します。


ナステントを装着してない状態のいびき


 こちらが、ナステントを見つける前の、ただいびきを録音して、状況を知ることしかできない状態でのいびきです。






 こうしてあらためて見てみると、なかなかにお恥ずかしい結果です。いびきラボでは、いびきのサンプリング録音機能もあって、自分のいびきを聞けるんですが、大音量になっちゃってるところは、正直、爆音です。これは確かに、同じ部屋で寝るとか無理ですね…。今まで同室で寝たことのある方々、すみませんでした…。


ナステントを装着した状態のいびき


 そしてこちらがナステントに出会ってからのいびきです。正しく装着すると、効果絶大なのが分かります。







 今までは大音量を振り切らんばかりにかいていたいびきが、大きい時でもせいぜい騒がしいレベルにまで収まっていることが分かります。一切いびきがないってことはないですが、一晩を通していびきの音量が下がっていることが分かります。今までの睡眠とは一体なんだったのか…。


ナステントによる驚きのいびき低減効果!


 ということで、語るまでもなく効果は一目瞭然ですね。いびきラボのいびきスコアで考えると、ナステントを装着してない状態のいびきスコアの平均が141.8なのに対して、ナステントを装着した状態のいびきスコアの平均はなんと28です!この数値だけ見ると、
"ナステントのいびき低減効果は、なんと驚異の80%"
と言うことができそうです。大分ざっくりした数字の出し方であるのはまぁおいておいて、使ってみた感想として効果のほどは間違いないです。今まで試してきたいびき対策グッズは一体なんだったのか…。何より、いびきの音量が全体的に下がるのが嬉しいですね。


違和感に慣れる事ができるかがポイント!ナステント装着日記


 というわけで、ナステントのいびき低減効果の高さはお分かりいただけたと思いますが、その効果を自分で体験するに至るには一つ、乗り越えないといけない大きな壁があります。それは、挿入時の違和感。取扱説明書などには、違和感に慣れるには毎日使って3〜4日かかると書いてありますが、自分の場合は、実際にはなんだかんだと2週間くらいかかったので、ナステントの違和感にどんな風に慣れていったかメモしておきます。



紹介ビデオではサラッと入れてますが、ここに至るまでに結構な修行が必要です。


まずはお試し6本セットでフィッティング


 ナステントを使うにあたって、最初にして最大の難関、それがこのフィッティングでしょう。サタデープラスでこじるりがナステントを鼻に挿入している映像を見てから一週間後、手元に届いたお試し6本セットを早速使ってみました。このお試し6本セットは、自分の身体にあったナステントの長さを知るために非常に重要なフィッティングなので、ナステントを試す方はまずはここからはじめましょう。

 初日、フィッティングマニュアルに沿って120mmから試します。ナステントを恐る恐る鼻の中に差し込んで行くと、40mmくらい入ったあたりからものすごい違和感です。鼻水がとめどなく出てきて、なぜか涙も出てきます。イッテQ!の温泉同好会で森三中やいとうあさことかが挑戦している鼻ヨガ、いつも爆笑しながら見てましたが、冗談じゃなくあんな感じ。

芸人さんっていつも、こんな大変な目にあってたんですね。結局初日はナステントを装着するのに30分くらい格闘しました。しかし、夜は鼻から喉にかけての違和感で、熟睡できず。そして、長さが短かったのか、いびきの音量にもそんなに変化はありませんでした。

 二日目、三日目と5mmずつ長くしながらフィッティングをしていきます。初日にくらべると違和感は少なくなり、慣れてくるので5分くらいで装着できるようになります。鼻水や涙も、初日に比べると随分減りましたが、まだ長さが足りないのか、いびきの音量は多少は下がりましたが、まだそこまでの効果は認められませんでした。寝てる最中の違和感も、慣れてはきますが、まだ熟睡はできない感じです。

 四日目の135mmで、やっと長さがあってきた気がします。挿入は相変わらず5分くらいはかかりますが、鼻水や涙があんまり出なくなりました。人間の適応能力ってすごい。そしてここからいびきの音量がぐっと下がりました。

 五日目、六日目の140mm/145mmは挿入時の違和感は大分慣れてきたのですが、自分には長すぎたのか、装着時に長すぎて喉の奥に強い違和感を感じるようになりました。痛みこそないですが、ぶっとい魚の骨がのどの奥に刺さった感じが近いと思います。とにかく、つばを飲み込む時にものすごい違和感。これはこれで辛いですね…。

 というわけで、一週間に渡るフィッティングの結果、135mmを利用することにしました。人にも拠るんでしょうが、慣れるまでが結構きついです。


ナステントを使い始めて一ヶ月の感想


 というわけで、135mmでナステントの利用を開始しました。利き鼻がよくわからなかったので、右用と左用は両方買いました。自分の場合は、慣れるまで二週間くらいかかりましたが、慣れてくると違和感がなくなるというよりは、違和感はあるけど気にならなくなる、という感じで、熟睡もできるようになります。いびきラボで確認したとおり、抜群のいびき低減効果を発揮するのが嬉しくて、毎日使うようになりました。

 一ヶ月ほど使って気付いたのは、たまに正しく入らないことがあるのと、朝起きた時にいつの間にか抜けていることがある点です。

 正しく入らないのは、ナステントを奥にいれるときにのど側にはいらず鼻側に戻ってきて、そもそもV字型にした状態で鼻の中にいれたような状態になってしまうケースです。これは、装着中は9割方入った段階でつばを飲み込んだ時に、軽くナステントが押し返されるような感じがあるかと、長さがあってれば喉の奥にナステントの先っぽが見えているかどうかで確認ができるので、わりとすぐに違いに気付けるようになると思います。どうも、ナステントを挿入するときに、上に上に差し込んでいると、こうなってしまうみたいです。奥に奥にというイメージで、顔の上ではなく中心に向けて差し込んでいくと、すっと入るようになりました。

 朝起きた時にいつの間にか抜けているのは、未だに原因がよくわかりませんが、20本使って3回くらいありました。最初は、鼻の中に入ってしまったのかと軽くパニックでしたが、すぐ胸の上に落ちているナステントを発見して一安心。ノーズクリッパーが外れて自然に取れてしまったのか、寝てる間に無意識に外してしまったのかは不明ですが、たまには外れることがあるみたいです。

 そしてそういえば、副作用というほど大げさなものではないですが、心なしか鼻毛がよく伸びるようになった気がします。違和感には慣れつつも、身体としては異物は異物として認識して防御力を高めてるんですね。

 なんにせよ、違和感さえ乗り越えてしまえば、ナステントはいびき対策グッズとしては最高におすすめです。


まとめ


 テレビで見つけて、「これだ!」と思ってみて、効果を実感して、ぜひ多くの人にも使ってもらいたいと思い、ナステントを紹介しました。

 実は、ナステントを使用する上でもう一つ壁があると思っていて、それは、価格の部分です。定価で実に1本600円(税抜)。毎月4箱まとめ買いすることで20%OFFの1本480円まで下がるとは言え、使い捨てで毎月13440円かかるのは、効果に見合った金額であるとは言え、やや高い印象も受けます。

 そこはきっと、多くの方が使って商品として普及することで、もっとぐっと値段は下がってくるんじゃないかと思うので、このエントリーをみて「これだ!」と思ったいびきにお悩みの方は、ぜひ試してみてください。

 あと、Makuake というクラウドファンディングで、ナステント 1week という繰り返し利用可能なタイプのナステントを開発中のようです。目標1000万円の資金調達予定に対して、9月末で1200万円の資金調達に成功していて、期待の高さがわかりますね。

 これで一回あたりの利用価格がぐっと下がりそうで、2017年初旬予定の発売が待ち遠しいですね。私も支援しちゃいました。今後のナステントの商品ラインナップも要注目ですね。

 というわけで、いびき対策に抜群のいびき低減効果を発揮するナステントの紹介でした。

【2017年1月21日追記】ナステントが自主回収と販売停止になりました


 誤飲事故の発生を原因として、2017年1月19日付でナステントの自主回収販売停止のお知らせが流れています。

 販売実績約100万本中の1件まさに万に一つの誤飲事故、しかも結果的には健康被害がなかったとのことで、影響は大きくなさそうな事故にもかかわらず、自主回収と販売停止という対応は、安全性を重視するセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ社の姿勢が明確に現れていて、非常に好感の持てる対応ですね。

 タイミングよく次の一ヶ月分が来た直後だったので自分で使う分の在庫は余裕ありますが、こんなに効果の高いいびき対策グッズは他にないので、一刻も早く販売が再開されることを切に望みます。2016年11月には60億円の資金調達もしているみたいだし、ナステントクラシックがもっとたくさん売れて、単価が下がって購入し易くなるといいですね。


【2017年6月18日追記】ナステントが販売再開になりました


 約半年の販売停止を経て、ついに待ち望んだナステントの販売再開の運びとなりました。

 医師の指示書が必要になるそうですが、また使えるのは嬉しい限り。しかも、合わせて発表された値下げも、定期購入のハードルが下がって嬉しいニュースですね。


2016年9月17日土曜日

ローカルガイド限定イベント「ジオウォーク」に参加して、谷中銀座の魅力に触れてきました

 ローカルガイドに登録して10ヶ月、レベル5になってから待つこと2ヶ月にして、ついにローカルガイド限定イベントに参加することができました。9月6日にはレベル5以上のローカルガイド限定イベントのローカルガイド交流会が、9月10日にはレベル3以上のローカルガイド限定イベントのローカルガイドジオウォークが、それぞれ開催されましたので、レポートしておきます。



残念ながら参加できなかったローカルガイド交流会


 こちらは、レベル5以上のローカルガイド限定イベント、ローカルガイド交流会ですが、実は案内はもらったものの、他の予定との調整がつかず、実は参加できませんでした…。なにしろ、同じく Google 主催のエンタープライズ向けイベント、GCP Next とまさかの同日開催。時間こそかぶっていなかったものの、ちょっとひどいと思うのは私だけでしょうか…?(その分、GCP Next はガッツリ参加して、Google Cloud Platform の勢いを感じてきました。そろそろ日本でもブレイクしますよ、確実に。)

 探してみると、参加してきたという人達のツイートはありましたが、意外にも交流会のレポートをしているブログは、一つしか見つからず。守秘義務の発生するような驚きの発表でもあったんだろうか…?とか、妄想は広がりますね。


 結局、何人くらい参加していたかも良く分からず。次回の開催に期待したいところです。


ローカルガイド限定イベント「ジオウォーク」に参加してきました


 レベル3以上のローカルガイド限定イベント、ジオウォークには晴れて参加できました。といっても、実はこの日は偶然にも、広島東洋カープが東京ドームで巨人を相手に勝てばセ・リーグ優勝という大一番の日と重なってしまい、朝から、東京ドームで場所取り→日暮里でジオウォークに参加→東京ドームでカープvs巨人の試合観戦、と大忙しの一日になりました。

 というわけで、東京ドームでの場所取りのために1時間くらい遅刻して会場である日暮里のホテルラングウッドに到着すると、冒頭のオリエンテーションなどが終わり、まさにスマートフォンを片手にジオウォークに出発、というタイミングでした。チームに別れて、谷中探検の始まりです。

まずは手始めに、谷中銀座の入り口から。


 入ってすぐに、強烈な個性を発揮するはんこ屋さんを発見!その名も、邪悪なハンコ屋しにものぐるい!注文してから15分くらいで作ってくれるらしく、「じゃあ、また帰りがけに寄るよ」と、早速注文していく参加者もいました。


 昔ながらの町の酒屋さん、と言った風情のある、越後屋本店。当然のごとく、角打がはじまります。


 お腹が減ったら皆さん、気になるお店を食べ歩き。丸初福島商店の魚介系の串焼きが、アルコールの入ったローカルガイドの胃袋を鷲掴み。「おいしいドーナッツ」で検索1位と評判の谷中満点ドーナツや、昔懐かし三陽食品のところ天など、スイーツ系も充実していて、とにかく食べ歩くところに困りません。




 こんなレトロな商店街での食べ歩きが楽しいのはもちろん分かるんですが、ローカルガイドの皆さん本当によく食べる。足だけでなく自分の五感をすべて使って正確な情報を収集しようと言う、ローカルガイド魂の現れでしょう。

実は私は谷中銀座に来るのは初めてだったので知らなかったのですが、谷中銀座は猫の街として有名だそうで、あちこちのお店の軒先にこんな感じの猫の置物が。


 何よりも、私的にはなんとも昭和な雰囲気のレトロな町並みがたまりませんでした。



 もちろん、こうして各々、思い思いの方法で谷中を楽しんでいましたが、ローカルガイドとしての使命も忘れてはいません。
"Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。"
というのは、あまりにも有名な Google のミッションですが、私風の理解で言えば、ローカルガイドとは、その地図担当で、
"ローカルガイド の使命は、世界中の街にある観光スポットや美味しいお店の情報を収集し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。"
をミッションとして日々活動する人達のことだと思ってます。なので当然、食べ歩きのレビューを Google Map にアップすることはもちろんですが、史跡名勝ももちろん確認対象です。旧谷中初音町四丁目にある岡倉天心宅跡について子細に調べるローカルガイドの面々。


こうした地道な活動で、日々 Google Map の情報が充実していくかと思うと、胸熱ですね。こうして1時間半ほど、谷中銀座を満喫して、ホテルラングウッドに戻りました。

ジオウォーク後のオリエンテーション


 ホテルラングウッドに戻ると、バイキング形式の豪華なランチが用意してありました。さすが Google さん、こういうところは太っ腹。そして、さっきあれだけ散々食べ歩きしてたじゃん、と思わず突っ込みたくなるほど、食欲旺盛なローカルガイドの皆さん。身体を動かすと、お腹減りますよね。


 豪華な食事を楽しみつつ、今回のジオウォークの感想を参加者から聞いたり、ジオウォークの運営側から今後の Google Map の展開の説明があったり、Google Map の企画/開発メンバーとジオウォーク参加者の白熱の質疑応答があったりと、盛り沢山な内容でした。

 ただ、Google 社員の方が企画運営されていたようで、進行がややぐだぐだだったり、そもそもこの手のイベントなのに会場にWiFiが飛んでいなかったりと、次回に向けて改善したほうが良さそうな点も幾つか。この辺りは、今回は初回ってことで、今後に期待ですね。次回も楽しみです。


 ちなみに、個人的には、一番のつっこみどころはこちら。


 ジオウォークのイベント中、連絡手段として提示されたのが、なんとLine。確かに利用者は多そうですが、そこは Google さん的には Hangouts ではないかと。せめて併用を呼びかけるくらいはしても良かったんじゃないかと思います。


まとめ


 なんにせよ、谷中銀座の魅力に目一杯触れることができたイベントでした。なんともノスタルジックな昭和レトロな雰囲気の商店街で、外国人観光客にも受けそうだし、猫好きな人にも堪らなさそうだし、もっと多くの人に知ってもらいたいと感じました。リオオリンピックも終わっていよいよ4年後に迫った東京オリンピックに向け、日本の魅力を世界に向けて発信すべく、ローカルガイドとしての活動を、ますます頑張りたいと思います。そして、地域からの情報発信として、日本全国でこういったイベントが開催されるといいですね。


2016年9月11日日曜日

25年ぶりのリーグ優勝おめでとう!真っ赤に染まる東京ドームで、広島東洋カープの優勝を見届けてきました

 2016年9月10日は、カープファンにとって、忘れられない一日になりました。そう、広島東洋カープにとって、実に25年ぶりのリーグ優勝です。

 私も広島に生まれ育ったものとして、お墓参りとカープの応援だけは欠かすなと言われて育った一人なので、普段は試合結果を追いかけているくらいでそんなに熱心には応援しないものの、さすがに9月6日から中日ドラゴンズを本拠地MAZDA Zoom-Zoom スタジアム に迎えての3連戦は、25年ぶりのリーグ優勝が地元広島で決まるんじゃないかと思うと居ても立ってもいられず、radiko.jp でずっと RCC のラジオ中継を聞いていたのですが、蓋を空けてみるとまさかのM1で優勝決まらず。

 翌日9月9日の移動日での優勝は、さすがにあまり面白くないので、今日ほど巨人を応援したことはない、というくらいに巨人を応援したところ、空気を読んで阪神が負けてくれたので、胴上げは、9月10日、11日に東京ドームで行われるジャイアンツとの直接対決という流れになりました。

 巨人vs阪神の試合を見てて、移動日優勝がなくなったあたりから、ある野望が湧いてきました。それは、
"25年ぶりのカープの優勝に立ち会いたい!"
 しかしカープは地元で胴上げとばかり思っていたので、当然のごとく、チケットは手に入れてなかったんですが、9日金曜の夜にヤフオクとかでチケットを探してみると、なんとなんと、立見席のチケットが何とか手の届く価格でチケットキャンプに出ているではありませんか!慌てて会員登録して、チケットをゲットして、行ってきました、カープファンで真っ赤に染まる東京ドーム!そして、立ち会ってきました、25年ぶりのリーグ優勝、胴上げの瞬間。というわけで、前置きが長くなってしまいましたが、血湧き肉踊る当日の東京ドームの様子を書き留めておきます。

25年ぶりのリーグ制覇を記念した、優勝ワッペン


チケット入手から場所取りまで


 チケットキャンプでチケットを譲ってくれた人とは、朝9時半に後楽園で待ち合わせ。この方は、熱狂的な広島カープのファンらしく、同じく熱狂的な応援仲間の分も合わせて10枚チケットを入手したものの、急遽、来れなくなった人がいたようで、チケットを余らせてもしょうがないとのことで、入手価格以下の値段で譲ってくれた模様でした。ええ人や。


 そして、その足で場所取りへ。東京ドームに立見席があるって知らなかったのですが、調べてみると、当日朝6時から場所取りが許可されていて、シートや新聞で場所を取り、入場の20分前にその場にいればOKというシステムとのことで、ビニールシートで場所取り。さすがに胴上げがかかった天王山の一戦、すでに、入り口からは200m以上の行列ができていました。出遅れた…。(階段下のあたりに立ってる警備員さんが「最後尾」のプラカードを持って立ってます。)


 で、場所をとったところで一旦、元々参加を予定していた Google 主催のローカルガイド限定イベント「ジオウォーク」に参加のため、東京ドームを離脱。もののついでに、先発が黒田だったので、背番号15のユニホームがないかと思い、広島県民の東京における心の拠り所、広島ブランドショップTAUに立ち寄ってみると、ここも当然カープ一色でした。


 カープ関連グッズ売り場は、取り付け騒ぎでも起きたかのような品切れ状態で、黒田のユニフォームはTAUでは残念ながら、入手できませんでした。が、東京ドームに早めに戻ったら、普通に売ってました。売り切れ前で良かったよかった。というわけで、応援グッズも入手し、準備万端です。そして、朝は出遅れたかと思った行列が、3倍くらいの長さになっててびっくりしました。


 そして、16時過ぎ、いよいよ入場開始です。自然と、集まっていた人達のボルテージも上がります。まさしくVeryカープ状態。すでに東京ドームが真っ赤です。これぞ真赤激!


 数年ぶりに東京ドームに入り、無事に観戦場所も確保。立見エリアの三列目でしたが前の人が居なければそこそこ見えるポジションを確保できました。「見える、数時間後の、胴上げの様子が、過去を思い出すが如くに見えるぞ…!」って気分です。



そしていよいよ試合開始


 試合が始まってからは、正直もう、盛り上がり過ぎて、写真とってるどころじゃなかったです。レフト側スタンドは、大熱狂の渦に包まれていて、ヒットが出ようものなら、歓喜の渦で、もみクシャです。


 極めつけは、4回の鈴木誠也と松山竜平の二者連続ホームラン。鈴木誠也のホームランで大盛り上がりしてる真っ最中に、松山竜平のホームランが出たので、立見席は、歓喜の渦→何事だ?と一瞬の沈黙→2者連続ホームランと分かって、さらに喜びが大爆発、と息をつく暇もないほど盛り上がってました。


 そして、カープで優勝するために、メジャーリーグからカープへと男気復帰を果たした黒田博樹投手。この試合は6回を6安打3失点ときっちり抑え、自らの手で夢を勝ち取るその勇姿に、感動を覚えざるを得ませんでした。涙出ました。こんな瞬間を生で見れるとは、なんという幸運。


 いよいよ、9回裏になると、その瞬間に備えて紙テープが配られ、燃える赤ヘル僕らのカープの熱唱とともに、アウト一つ取るたびに、大きな拍手が沸き起こります。
 そして、そして、ついに、その瞬間がやってきました。25年ぶりに開く夢の扉。もう、東京ドームの熱狂は最高潮で、思い出すだけでも涙がでます。緒方監督、黒田、新井の胴上げに合わせての万歳コール、最高でした。まさに悲願達成の瞬間。このあたりはもう、写真取ってるどころじゃなかったので、YouTube でご覧ください。


 緒方監督の「広島や全国のカープファンのみなさん、本当に長い間お待たせしました。おめでとうございます」という最高のコメントに酔いしれ、優勝インタビューが終わった後も、三塁側スタンドは30分以上、優勝の余韻に浸ってました。最高の瞬間ですね。巨人の応援席にはもう誰もいなくなってますが、応援が止まらないカープの応援席。


歴史的で、本当に幸せな瞬間に立ち会うことができました。行ってよかった。


その頃の広島の様子もすごいことに


 その日は、東京ドームも真っ赤に染まって、大変な事になってましたが、地元広島はそれ以上に大変だったみたいで…。25年ぶりのリーグ優勝とあっては、喜びが大爆発しても仕方ないですね。

 本通りのハイタッチの輪は、広島にいたら絶対行きたかったですね。容赦のない優勝セールも、25年ぶりの喜びと戸惑いがひしひしと伝わってきます。どう考えてもやり過ぎだ…笑。
 そして、試合後の選手のビールかけも楽しそう。

 個人的には、ページ上部に貼り付けたカープ坊やが泣いている優勝ワッペンにも涙がでました。喜びが伝わる、良いワッペンだ。


ここまできたら、目指せ日本一!今後のカープの試合やイベント


 25年ぶりのリーグ優勝をしたと言うことは、当然このままクライマックスシリーズも勝ち抜き、日本シリーズで32年ぶり4度目の日本一を勝ち取って欲しいと思うのも、ファンとしては当然といえば当然ですよね。そして、何度も勝利の余韻にも浸りたい、ということで、今年の残りの試合やイベントをチェックしてみました。

クライマックスシリーズ


 クライマックスシリーズのファイナルステージは、10月12日水曜日から10月17日月曜まで、ファーストステージの勝者とマツダスタジアムで行われます。実はカープは、クライマックスシリーズを本拠地マツダスタジアムで迎えるのは、初めてのこと。広島はこれまた、盛り上がること必至ですね。

 カープはレギュラーシーズンを優勝しているので1勝のアドバンテージがあり、3勝で日本シリーズに進めます。最短の場合、10月14日金曜日には日本シリーズ進出が決定する可能性ありますね。15日土曜や16日日曜あたりは、チケット取れたら帰省も兼ねて、広島に見に行くのもありかなと、今から思案中です。チケットは、9月23日金曜の午前11時から、セブンチケット・ローソンチケット・イープラス・チケットぴあで販売が開始される模様ですました。詳細は、広島東洋カープの公式ページの「2016 クライマックスシリーズ ファイナルステージ」コンビニ・プレイガイドでの入場券販売方法について」でご確認ください。ここで手に入らなかったら、次もまたチケットキャンプで出物を探すのかなぁ…。すごいプレミア価格になってそうですね。

【9月23日追記】案の定、クライマックスシリーズのチケット争奪戦は、熾烈を極めた模様です。
入手出来た皆さん、ラッキーでしたね。

【10月10日追記】 クライマックスシリーズのファイナルステージの対戦相手が、横浜DeNAベイスターズに決まりました!延長11回までもつれる大接戦でしたね。横浜DeNAベイスターズは初のクライマックスシリーズ出場でファイナルステージ進出と勢いが出てきたので、レギュラーシーズンは13勝12敗と勝ち越してはいますが、気は抜けないところです。ベイスターズに勝って、日本シリーズ行くぞー!12日からのファイナルステージが楽しみです。

日本シリーズ


 日本シリーズは、10月22日土曜日から10月30日日曜までの日程になっています。順当にカープがクライマックスシリーズを勝つと、10月22日土曜日の第1戦・10月23日日曜日の第2戦・10月29日土曜日の第6戦・10月30日日曜日の第7戦が本拠地マツダスタジアムでの開催になります。くー、これも広島で32年ぶりの日本一になる瞬間をみたいなぁ…。今年は、野球を楽しめる期間が長くて良いですね。

 ちなみに、クライマックスシリーズや日本シリーズ以外にも、盛り上がりたい方には、こんなイベントも企画されているみたいです。


 広島で生まれ育った私ですが、初優勝の際に、こんなイベントが行われていたとは知りませんでした…。ちょうちん行列。説明によると、
"1975年ついに悲願の初優勝を達成したカープ。これを祝い、3日後に市民によるちょうちん行列が市中を練り歩きました。旧市民球場を3千人でスタートした行列は、最終的には2万人に膨れ上がったとか。市民総出の優勝イベントとして、いまでも語り草になっています。"
 これは楽しそう…。残念ながら9月30日の行列に参加するためのチケットはすでに完売のようですが、見てるだけでもカープ優勝の喜びをわかちあえそうですね。当日の本通りやアリス・ガーデンは、優勝決定時にも負けない盛り上がりになりそうだ…。しかし、1975年のカープ優勝の時のパレードが元で、ゴールデンウィーク中の祭りでは日本最大級の動員を誇るフラワーフェスティバルが行われたって話は知っていましたが、このちょうちん行列の話は知りませんでした。市民球団らしいエピソードでほっこりしますねぇ。


 毎年、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島で開催される恒例のファン感謝デー。今年は、11月23日水曜日(祝日)に開催されます。リーグ優勝もあって、今年の盛り上がりは凄そうですね。こちらは、10月11日火曜午前9時半から10月17日月曜正午まで、応募専用ホームページで募集受付予定のようなので、まだチケットが入手できる可能性ありですよ。

祝!カープ優勝!「VIVA!真赤激!」


 25年ぶりのリーグ優勝に沸いているのは、スポーツ界はもちろんですが、音楽界も盛り上がっております。カープの優勝に便乗してを記念して、カープファンを公言してはばからないミュージシャンが集結して、11月16日17日の二日間、広島文化学園HBGホール (広島市文化交流会館)でライブを行います。奥田民生やポルノグラフティがカープの優勝を祝ってライブをするとあっては、音楽ファンにもカープファンにもたまりませんね。


2016 広島東洋カープ 優勝パレード・優勝報告会(10月6日追記)


 さらになんとなんと25年ぶりのセ・リーグ優勝を記念して、1975年の初優勝時以来41年ぶり2度目の優勝パレードと優勝報告会の開催が告知されました。11月5日土曜日に、10:30から一時間をかけて平和大通りで優勝パレード、その後マツダスタジアムに移動して12:15から優勝報告会という流れです。これはカープファンには堪らないイベントですね。わざわざこのイベントのために、carpwin2016.comというドメインを取得しているあたりからして、関係者の喜びようが伝わってくるというものです。

 優勝報告会は無料ですが、入場整理券が必要です。今回は、クライマックスシリーズでのチケット転売問題への対策として、抽選方式の受付かつ転売禁止が明記してありますね。良いことだと思います。受付期間は、10月21日金曜10:00から10月23日日曜23:59まで、チケットぴあの専用ページでの受付です。ものすごい倍率になりそうですが、ぜひチャレンジしてみましょう!

V7記念カープ坊や優勝ワッペンも手に入る!広島東洋カープ優勝記念公式グッズ発売(11月10日追記)


 今回のセ・リーグ優勝に涙したカープファンはそれはそれは多かったと思いますが、泣いているのはファンだけではありません。カープ坊やも泣いているのです。セ・リーグ優勝記念にデザインされた涙するカープ坊やをモチーフにした優勝ワッペンは、広島市民以外の人にも印象的なデザインではないでしょうか。

 そんな優勝ワッペンのデザインを配ったセ・リーグ制覇記念グッズがついに、広島東洋カープの公式グッズとして発売される模様ですので、いくつか紹介したいと思います。

 まずは、広島東洋カープ V7記念ステッカーセット。12月10日発売です。カープ坊やの優勝ワッペンと、ビールかけの際に選手が来てたTシャツに使われた優勝ワッペンの2枚セットのステッカーです。



ノートパソコンにさり気なく貼って、カープ愛、広島愛をアピールしたいですね。
その他にも、ユニフォームやフェイスタオル、トートバッグなんかも、インパクト抜群です。



この3点セットは結構、完璧なコーディネートなんじゃないだろうか。
その他、クリアファイルや下敷きなど実用性の高い文房具系のグッズもあるのは学生さんにも嬉しいですね。



カープファンなら、ぜひ手に入れたいアイテムです。その他にも、広島東洋カープ セ・リーグ優勝記念グッズの販売ページから入手できますので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ


 今年のカープは、新井貴浩選手のプロ野球史上47人目の2000本安打達成、黒田博樹投手の日米通算200勝達成、そして何より25年ぶり7度目のセントラル・リーグ制覇と、広島東洋カープ史上本当に意味のある、ファンの記憶に残る一年になりましたね。日本シリーズ制覇まであと一ヶ月半くらいありますが、今のこの勢いに乗って、ぜひ、32年ぶりの日本一奪回を達成してもらいたいです。がんばれカープ!

それにしても、実はカープの優勝に立ち会うのは、実は死ぬまでにしたい100のことの中の一つに挙げてて、こればっかりは運任せなので達成は難しいかなと思っていたのですが、書いてから二年弱で達成と、以外に早いタイミングで実現することができました。やー、目標ってこうやって文字にしておくものですね。他の目標も達成できそうな気がしてきました。


2016年の広島カープ観戦記録こちら



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