2017年9月30日土曜日

お台場で初開催された FIA INTERCONTINENTAL DRIFTING CUP を見てきました

 ドリフトってご存知でしょうか?それは、自動車や二輪車におけるコーナリング走行のための、高度なドライビングテクニック。ステアリング、アクセル、ブレーキ、サイドブレーキ、クラッチなどの操作を駆使して、スライド状態を維持しながら進行方向を調整する、走行技術の極み。

 特に、頭文字Dの流行により峠道でのドリフト族の盛り上がりから、近年のショーとしての要素を持つドリフト人気の流れの中で、ドリフトコントロールの技術を競うモータースポーツとしてのドリフトは、日本が発祥の地ともされています。

 この動画とか、めちゃかっこいいので、「ドリフトって何?美味しいの?」って人は、ぜひ見てみてください。


 そんなドリフト競技がついに、F1やWRCを主催する国際自動車連盟FIAの主催で、ドリフト世界一決定戦として、東京はお台場でモータースポーツドリフトの初めての世界大会、"第1回 FIA Drifting Intercontinental Cup "が開催されると聞いて、見に行ってきましたので、簡単にイベントレポートをまとめておきます。

コーナリングの速度や角度の安定性を競う" FIA Drifting Intercontinental Cup "


 実は今回、ドリフト競技を見に行くのは初めてだったんですが、爆音と白煙を上げながら見たこともない角度でコーナーを抜けていく車体の迫力に、圧倒されました。いやまあ、まじですごいです。


 特に追走で、前半戦から後半戦に向けて、曲がる角度が逆になるときの、2台が紐でくくられてるんじゃないかってくらいきれいにピタッと向きを変える動きは、完全に美しさを感じるレベルで、たまらなく好きな瞬間です。ドライバーの人たちからは、どんな世界が見えているのか、非常に気になる。

 スマフォのカメラでは、逆光&白煙で全然その迫力のある走りを激写できないのが悔しい。いい写真載せてくれてるサイトがあるので、そちらの画像で。

FIA Intercontinental Drifting Cupはパドックやフードコーナー、出店エリアに無料で入場できる!【IDC2017】 | clicccar.com(クリッカー)

9月30日、いよいよ始まったFIA Intercontinental Drifting Cup。お台場の特設開場は大変な興奮状態。 日本発祥のモータースポーツということで日本勢が優勢なのは想像できましたが、斎藤太吾選手が単走で100点越え、見事な優勝を飾りました。 またFIAのジャン・トッド会長も会場を訪れ、なんと表彰式でプレゼンターをかってでるというサプライズも大きな話題となりました。 ...

会場全体の雰囲気は、この記事でも味わえますよ。

あと、ハイライトをまとめた動画がYouTubeに上がっていたので、興味のある人はぜひ見てみてください。


ドリフトだけじゃない、ドリフティング・カップの楽しみ方


特設会場のスタンドは、しっかりとした傾斜のついたスタンドになってますので、どこに座っても見えないってことはないと思います。次回に向けて座る席を考えるなら、ある程度高さがあるシートのほうが全体像が見やすいな、ってことと、S席のあるセンタースタンドは意外とタイヤの摩擦で発生する煙で車体が見えない時間が多いので、両側のサイドスタンド側のほうが長く見えそうな気がします。つまり、サイドスタンドの上側座席が最高です。


 展示エリアには、フードコートも設置されてて、B級グルメやビールが楽しめます。ドリフトに興味ないって人は、フードコート前のテーブルに座ってモニターでレースの観戦をするのも悪くないです。


 展示エリアには、デモ用のレースカーや実際のレースカーがところ狭しと並べられてます。もちろん、レースクイーンも居ましたよ。



まとめ


 日本発祥のモータースポーツがFIA公認で国際大会に昇格する貴重な瞬間に立ち会えたのは、本当にラッキーでした。しかし、見る側からすると、初開催のイベントだけあって、運営が少しもたついて見えたところが、少し残念でした。競技が競技なだけに、車同士や車とコース壁面との接触はちょくちょく合って、その度にレースの進行が止まってしまうのがやや残念。中断が長引くときは、次のレースを先にやっちゃう、などの工夫も必要かなと思いました。

 何れにせよ、日本発祥のドリフト競技が、FIAの統一レギュレーションのもと、国際大会として世界に広まっていくのはうれしいですね。今後の展開に大いに期待したいところです。



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