2017年3月4日土曜日

ふと思い立ってエゴグラムによる性格診断を受けてみました


 エゴグラムをご存知でしょうか? wikipedia によると
"エゴグラムとは、エリック・バーンの交流分析における自我状態をもとに、弟子であるジョン・M・デュセイが考案した性格診断法で、人の心を5つに分類し、その5つの自我状態が放出する心的エネルギーの高さをグラフにしたもののことである"
とある通り、要は性格分析の一つです。

 日本でも比較的よく知られた性格診断の一つで、SNSでも数年に一度、忘れた頃に盛り上がるイメージで、私も以前受けたビジネスマネージャ検定でその存在は知っていたものの、結局その時は単なる知識で終わってしまったのですが、ふと気になって試してみたので、せっかくなので結果を晒しておきます。

エゴグラムによる私の性格診断結果


 エゴグラムで検索すると真っ先にヒットするこちらのサイトで試してみました。

エゴグラムによる性格診断

エゴグラム関連ゲーム第2弾 未来予測機「ミライスコープ」ご案内 携帯型エゴグラムゲーム機『Human Player』に続く第2弾。福島先生と心理カウンセラーの前田 京子氏が共同開発し、性格とバイオリズムで未来を予測しようというものです。 ミライスコープでは、自分の未来やあの人との未来などテーマを選んで未来を予測します。 ...
診断自体は、全50問を3択から選択する形式で、10分程で、以下のような結果がでてきました。

性格

 先天的に思い遣りが深く、生きとし生けるものに全て慈愛の目を向けているタイプでしょう。邪(よこしま)な者、歯向かう者に対しては、憎しみよりも憐憫(れんびん)の情が、先ず湧いてくるといった風なのです。それかと云って、ただ衝動的に涙もろかったり、情け深かったりするだけでなくて、合理的、現実的な判断の基に、今の自分に何が出来るか、何を為すべきかと云う事も、良く心得ているタイプなのです。

恋愛・結婚

 異性を優しく包み込んで行くタイプです。恋人や配偶者に不満が有ったとしても、じっと我慢するか、もしくは今までに輪を掛けた優しい行動を取って、普通の人間なら否が応でも少しは御返しをしなければと思わせる様に仕向けるか、どちらかの方法を取る可能性の強い人で有って、決して明からさまに相手を罵ったり、簡単に見捨てたりしない慈父、慈母のタイプです。

職業適性

 貴方に適する職業は、非常に限られた範囲のものとなるでしょう。何故ならば、現代社会の猛烈な生存競争には、不向きな性格の持ち主だからです。貴方の性格は人間として立派であり、正しく美しいものでは有るけれども、非人間的な欲望の渦巻く現代日本の資本主義社会では、誰彼の区別なく、食いものにされてしまう可能性が大きいのです。最も適していて無難であり、貴方の為にも社会の為にもなると思える職業は、宗教家、カウンセラー、福祉事業団体関係者などでしょう。

対人関係

 貴方の胸中に広がる偉大なヒューマニズムが、社会の潤滑油として有効に機能出来ることを祈ります。

私のエゴグラムによる性格診断のタイプは caabb でした


 上記の性格診断結果をエゴグラムの診断タイプで言うと、私のタイプは caabb でした。個別に見ていくと、以下のような傾向があるようです。

CP = critical parent (批判的な親の心) は不足しているので、無責任になる・ルーズになる・人の言葉に左右される・ノーと言えなくなる・批判力がなくなるなどの側面があるようです。

NP = nurturl parent (養育的な親の心)は足りているので、「よかったわね」「よくできたわ」「まかせてね」「かわいそうに」などの言葉をよく使い、世話をやきたがる・安心感を与える・優しく柔らかい態度をとる側面があるようです。

A = adult (大人の心)も足りているので、「なぜ?」「比較検討すると」「私の意見では」「具体的にいうと」などの言葉をよく使い、理詰めでくる・計算高い・言質を逃がさない
傾向にあるようです。

 FC = free child (自由な子供の心) はバランスタイプです。確かにはしゃぐことはお多いけど、まわりの迷惑は割りと考えるタイプです。人生はもっと楽しまなきゃとも思います。

AC = adapted child (順応した子供の心) もバランスタイプです。がまん・妥協・感情抑制・慎重・他人の期待に添う努力は傾向としては確かにありますが、その反面、主体性の欠如・自己束縛・敵意温存などもその通りな傾向です。

総合的に見ると傾向としては、衝突嫌いのぼんぼんタイプで、性格は、
"温かく朗らかな人柄で、考え方もまっとうなため、人に好かれるタイプなことはまちがいありません。しかし、いつもどこかが頼りなく、細やかな気配りに欠けており、ルーズなところと気ままなところが目立ってしまうタイプです。 かた苦しい仕事では、長所よりも短所がもろに出てきてしまいますが、自分に合った自由業などでは、天真爛漫なところが買われて、成功する可能性も少なくありません。それにしても、もう少し物事にケジメをつけていくように心がけませんと、 どれもこれもが中途半端に終わる可能性があります。 - 逆U型の解説"
"知性と優しさに富んだタイプです。しかし責任感に欠ける面があり一つのことを完遂できないことがあります。周囲との衝突を避ける傾向もあり、正しいことを主張せずにあいまいに終わらせることもあります。その結果、一貫した行動が取れず自責の念にかられることもあるでしょう。一度、持ち前の合理的かつ現実的な判断力に基づいて自分が思う方向に突き進んでみましょう。自らの行動機軸が明確になれば仕事のパフォーマンスが一気に向上するはずです。 - 衝突嫌いタイプ"
と言う傾向があるようです。なるほど、正直なところ、確かに当たってる部分が結構ある印象です。

同じタイプの人いないかな?と思ったら、みなさん結構ブログに診断結果を載せていてくれたりしたので、同じタイプの人も比較的すぐ見つかりそうですね。


その他の人のエゴグラムも気になったので、傾向を調べてみた


 ちなみにこのブログの執筆時点だと、このサイトでエゴグラムによる性格診断を受けた101695人の統計の中では、私の caabb タイプの人は、エゴグラムで分類される243タイプのうちで、67番目に多いタイプで、0.44%の人がこのタイプみたいです。

 面白かったのでもう少し他のタイプも見ていくと、すべての要素が足りている世渡り上手な aaaaa タイプは24番目に多く1.00%で意外に多い印象です。どの要素も不足している原始人系 ccccc タイプは182番目で0.08%と、割りと妥当な数いる印象ですね。なんか応援してあげたくなります。

 人数として1番目に多いのは babba タイプで3.10%、このエゴグラム診断でもっとも健全なエゴグラムだとされるお人好しな babbb タイプは3番目に多く2.87%。このあたりの人たちは、性格タイプ的にバランスが取れた人が多くてうらやましいです。

 逆に希少なタイプは、頑固おやじな aacccタイプ、ネクラな傾向のある acccbタイプと accccタイプの3タイプが同率で0.00%以下でした。希少なタイプに共通するのは、批判的な親の心を持ちながら、大人の心を持ち合わせてなくて、順応した子供の心も持ってないタイプってことですね。確かになかなか心のバランスを取るのが難しそうな組み合わせではありますね。

 このエニグラムのサイトで性格診断した人の統計情報は、Excelファイルで公開されているので、興味のある方はぜひごらんください。

まとめ


「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」とは孫子の兵法のあまりにも有名な一節ですが、己を知るのは実は意外に難しいことだったりするので、気になる方はぜひエゴグラムを活用して自分の性格を分析してみてください。自分の意外な一面が見れて、楽しいですよ。



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