2017年3月18日土曜日

新しく買った CANON PowerShot SX620 HS を片手にサンフランシスコを散策してきました

 2011年7月に購入して丸5年ほど便利に使っていた Canon Power Shot S95 がついに終わりの時を迎えました。充電した状態のバッテリーを入れても、反応しない…。まぁ、まる5年は使ったので、そろそろ新しい機種に買い換えるかということで、CANON PowerShot SX620 HS を新しく購入しました。


 以前からなぜか PowerShot のシリーズは気に入っていて、ずっと PowerShot シリーズで買い替えてきたので、今回も PowerShot シリーズで買い替えました。SX720 HS と少し迷ったのですが、そこまで高機能でなくても良かろうということで、SX620 HS を選択しました。それでも高感度CMOSセンサー、有効画素数2020万画素、光学25倍(プログレッシブファインズーム50倍)の高性能。

 若干、モードスイッチ部分のデザインが使い勝手が悪そうで気にいらなかったのですが、実際使ってみたところ、実は殆ど使わない機能でそんなに影響なかったので、最終的には選んで良かったと思います。(CANON公式製品ページの各部名称の紹介ページの画像より。②の部分が、モードスイッチ)

タイミングよく仕事でサンフランシスコに行く予定があり、SX620 HS を持ってダウンタウンやフィッシャーマンズワーフを散策する機会があったので、使ってみた感想を書いておきます。


使ってみて分かった CANON PowerShot SX620 HS の実力


 まるまる3日ほど片手に持ってサンフランシスコをブラブラしていると、良い点悪い点が大分見えてきましたので、まとめてみます。

CANON PowerShot SX620 HS のイケてるところ


 良かった点は結構見えてきた感じがします。使いやすいところが良いですね。電源ボタンを押してから起動時間までも早くなった気がしますが、特に以下の点で良いと思います。

散歩のお供に最適なコンデジ


 これはもう、 PowerShot シリーズの特徴だと思うのですが、一眼レフほどかさばらないし、それでいてカメラ素人の写真撮りたい欲は十分に満たしてくれる写真が撮れます。

 これは、サンフランシスコのダウンタウンで坂道を撮った写真。いい感じに奥行きが出てますね。


 こちらもサンフランシスコのダウンタウンにあったお土産物屋さん。風景なんかは、適当に撮っても、素人目には十分満足できるクオリティです。


 こちらは、フィッシャーマンズワーフで見かけたストリートアートのパフォーマー。スナップショット的なのも、満足できるレベルです。



抜群に良くなった電池の持ち


 これは、以前使っていたS95との比較ですが、電池の持ちが圧倒的に良くなっている気がします。1日300枚くらいは電池代えずに余裕で撮れます。これは嬉しい。念のため、本体購入と同時に、Powerextra の Canon NB-13L 純正互換バッテリー を2つ買っていたのですが、合計3つ持っていると5日くらいはバッテリーの充電無しでしのげる感じです。

 ごくたまに「キャノンの純正品ですか?」と聞かれることもありますが、数時間待ってもう一回挿し直すと普通に使えてたりするので、機嫌が良し悪しによるところもあるのでしょうが、基本的には問題なく使えてます。

遠くの景色もズームでいい感じに撮影


 S95では光学3.8倍だったズーム機能は、5年後の SX620 HS では光学25倍ズームに性能が上がってます。プログレッシブファインズームという機能で50倍までズームが効くので、思ったより遠くまで綺麗に写せます。

 これは、シビックセンター前の通りにある銅像を引きで撮影したもの。


 ズームで写すとこんな感じ。いい感じに迫力が増しますね。


 同じくシビックセンター前の通りにある銅像。


 ズームで寄ると、表情もはっきり分かります。


 こちらは、ゴールデン・ゲート・ブリッジから見たサンフランシスコのダウンタウンを引きで。手前の金網のボケ具合もいい感じですね。


 上の写真のちょうどど真ん中あたりにある高層ビルをプログレッシブファインズームで目一杯寄ると、これくらい近くに見えます。コンデジでここまで寄れるとは、すごい。



もちろん動画もいい感じに撮影できます


 もちろん動画も撮れます。これは、ゴールデン・ゲート・ブリッジ付近の料金所を少しだけズームにして撮影したもの。ちょっとしたシーンを動画で残したい、というレベルであれば、十分な画質だと思います。



 PowerShot SX620 HS のイケてないところ


 逆に、少しイケてないなと思ったところも幾つかありました。

色味が忠実過ぎて、食べ物が少し微妙に写ってしまう


 SX620 HS の売りの機能の一つに、カメラが自動でシーンを認識し、32シーンのうちから最適な撮影モードを選択するという"こだわりオートxマルチシーンIS"という機能があるのですが、若干これが曲者な気がします。飲食店内などで料理の写真を取ると、人以外を写す暗い夜のシーン用のモードで撮影されるようなのですが、これがもとのシーンに忠実に色味を出そうとして少し赤を弱く出すようで、料理はスマホのほうが美味しそうにとれました。

ダイナーで食べたハンバーガーの写真。上が SX620 SH で、下がスマフォの SoftBank AQUOS Xx 404SH 。下のほうが赤の色味が上手に出ている気がします。



 ステーキ屋さんで食べた分厚いステーキの写真。こちらも上が SX620 SH で、下がスマフォの SoftBank AQUOS Xx 404SH 。やっぱり下のほうが赤の色味が上手に出て、美味しそうな気がします。




純正ウォータープルーフケースがない


 これは、仕方ないことなのかもしれませんが、最近の PowerShot シリーズは純正の防水ケースが出ていない…。スキューバダイビングをする人からすると寂しい限りですね。
前の機種のS95は、まだ対応してた世代の機種なだけに残念です。

CANON PowerShot SX620 HS で撮った良い写真


 せっかくなので、自分の好み以外の何者でもないですが、いい写真も幾らか取れたので、掲載しておきます。

 日中は割りと真面目に仕事してたので、出歩いたのは夜が多かったのですが、夜景も綺麗に撮れます。サンフランシスコにある野球場、AT&T PARK。大きかった。


 こちらもサンフランシスコ名物の、路面電車。なんとも愛嬌のある電車ですね。


 サンフランシスコと言えば、やっぱりゴールデン・ゲート・ブリッジ!奥行きのある写真が撮れたと思います。


 フィッシャーマンズ・ワーフの黄昏時。訪問したタイミングがとても良くって、見事なサンセットタイムを見ることができました。


 料理も、明るいところなら当然、赤い色味もきちんと表現してくれます。フィッシャーマンズ・ワーフの鮮魚店のエビ・カニ尽くしなディスプレイ。美味そう…。



まとめ


 というわけで、 CANON PowerShot SX620 HS の使用感レビューでした。使いこなせば、さらにいい写真が撮れる気がするので、もっと色々と使いこなしたいと思います。

【2017年4月8日追記】 2017年4月6日に、 CANON PowerShot SX620 HS の上位機種にあたる SX720 HS の後継機種、SX730 HS が発表されました。現時点で、直接の後継である SX630 HS はまだ発表されてないですが、買うタイミングをためらいますね。でもわりと SX620 HS を気に入ったので、SX630 HS が出て実売価格が下がった頃を狙って SX620 HS を購入するのも、ありだと思います。



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