2016年10月31日月曜日

残念!32年ぶりの日本一まであと一歩。真っ赤に染まるマツダスタジアムで、広島東洋カープの日本シリーズ第6戦を観戦してきました

 2016年10月29日は、カープファンにとって忘れられない悔しい日になってしまいました。「おしい!広島県」というキャッチコピーで自虐的な広島県のPRが話題になったのが、今を遡ること4年前の2012年。で、今年は、「おしい!広島カープ」という一言に尽きる日本シリーズ。2016年9月10日の東京ドームで読売ジャイアンツを打ち破ってのセントラル・リーグ制覇2016年10月15日のマツダスタジアムで横浜DeNAベイスターズをめしとってのクライマックスシリーズ制覇、とノリにノッていた広島東洋カープですが、残念なことにあと一歩のところで32年ぶりの日本一を勝ち取ることはできませんでした。

 しかし、リーグ制覇、クライマックスシリーズ制覇を見届けてしまったからにはやはり、
"32年ぶりのカープの日本シリーズ制覇の瞬間に立ち会いたい!"
と思うのが人情ってもので、なんとなんと日本シリーズの第6戦、第7戦のチケットが先行抽選で全くもって意外にもするっと手に入り、幸いなことにマツダZoom-Zoomスタジアムで応援することができましたので、当日のマツダZoom-Zoomスタジアムの様子を書き留めておきます。




いざ、二週間ぶり二度目のマツダZoom-Zoomスタジアムへ


 なんとなく事前の予想では今回は、早くても4勝2敗で、遅くても4勝3敗で、いずれにせよカープがホームのマツダスタジアムで32年ぶりの日本一になってくれると嬉しいなぁと考えていたので、今回はe+の先行抽選で第6戦、第7戦に絞って申し込んでみたところ、なんともあっさりとどちらの試合も一塁ホーム側のスカイシートに座席が取れました。前回のCSのチケット争奪戦も激しかったですが、クライマックスシリーズ、日本シリーズとチケットが手に入るとは、何たる幸運。一生分の運を使い果たした気がします。

 というわけで、いざ、二週間ぶり二度目のマツダZoom-Zoomスタジアムへ!しかも今回のスカイシートは、記者席の真後ろ。ものごっつい望遠カメラを構えて、試合中に写真撮影→その場で画像編集→サイト更新とものすごく効率的に仕事をこなすプロのプロ野球記者の後ろ姿を堪能することができました。これはこれで、かっこいい。

北海道日本ハムの栗山監督と広島東洋カープの緒方監督のメンバー交換を撮影する記者の後ろ姿。


最高の舞台で最高のパフォーマンスを発揮する選手たちもかっこいいですが、こうしたプロフェッショナルな記者さんの後ろ姿もかっこいいですね。どのようにして一球速報が更新されているかがよくわかりました。

そして、前回同様、真っ赤に染まったマツダスタジアム。第1戦/第2戦は幸先のいいカープの2連勝からの、第3戦/第4戦/第5戦は一転、敵地北海道でまさかの3連敗で迎えた後がないホームでの第6戦だったので、カープファンは祈るように応援してました。


なにせここを勝って第7戦に持ち込めば、お互い3勝3敗であと1勝で日本一という緊張感のあるシチュエーションで、日本シリーズ後の引退を表明した広島カープ黒田投手とリアル二刀流として活躍する球界の至宝ファイターズ大谷の投げ合いが見えるかも知れないという大一番になる可能性が高く、それはもう野球ファンでなくても見てみたいような夢の一戦になるかもしれないので当然、応援にも力が入るというものです。


 しかし、4対4で迎えた8回表、2アウト走者なしからまさかのジャクソンが崩れ、西川・中島・岡の三連打で満塁にされ、4番中田翔の打席での栗山監督のネクストバッターズサークルに大谷を送る見せ大谷という名采配。


 その後、中田をストレートのフォアボールで押し出しの1点、結局大谷は打席に立たず、相手投手のバースにもヒットを打たれもう1点、そして最後にレアードの満塁ホームラン、とぐうの音も出ないほど打ち込まれ6点差をつけられ一気に試合の流れを持って行かれてしまいました…。ぐう。ジャクソンスマイルが見たかったよ…。

 で、結局その後も、試合をひっくり返すことができず、まさか日ハムの優勝を、ズムスタで祝福することになろうとは…。


 まぁ、日本シリーズまで、選手たちはよく頑張ってくれて、カープファンにいい夢を見させてくれました。感謝感謝です。日本一の称号は、来年また取りに行きましょう!

 やー、しかし、負けてしまったから、というのもあったかもしれませんが、10月末のスタジアムはとにかく寒かったー。夏なら飛ぶように売れるであろう生ビールがほとんどです、皆さん熱燗やホットワイン、カープうどんなどで暖を取りながらの観戦となりました。こんな季節まで野球を楽しめるとは、なんて幸せなことだろうと思いつつも、選手の皆さんもこの寒さの中でベストなパフォーマンスを発揮するために準備をするのは大変だと思いました。本当にお疲れ様でした。

来季2017年こそ、目指せ33年ぶりの日本一!


第7戦の開催を信じていただけに、悪夢のような8回表のまさかの展開で日本シリーズが終わってしまったのは残念でしたが、ヒーローインタビューでの
"どっちに転んでもおかしくないゲームばかりで、勝った実感がまるでない"
という栗山監督の言葉通り、本当にどちらが勝ってもおかしくない展開だったと思います。最後の最後は、緒方監督の采配力が一歩及ばず、勝てる試合に勝てなかった、という印象でしょうか。

 しかしどちらかと言うと、カープファンとしての落胆は、何としても第6戦をもぎ取って第7戦に持ち込み、日本シリーズで引退を決めている黒田投手になんとかもう一度マウンドに上がってもらいたかった、というのが正直なところではないかと思います。

 その辺の気持ちは、黒田博樹に繋げなかった空虚感。動くリスクを怖れた広島の「型通り」| Number Web がものすごく的確に記事にしてくれているので、ぜひご一読ください。カープファンの気持ちは、まさにこの通り!先の見えない勝負事の世界とは言え、第6戦は落としては行けなかったし、逆にそのプレッシャーがチーム全体に重くのしかかっていたんだろうなぁと。勝負の世界がいかに難しいか、肌身を持って体感した日本シリーズでした。


まとめ


 というわけで、日本シリーズでは32年ぶりの日本一とはならず、残念な結果に終わってしまった広島カープの2016年シーズンでしたが、それでも25年ぶりのセ・リーグ優勝、クライマックスシリーズ制覇とファンに夢を見せてくれた一年でした。この背番号15に、とても大きな勇気をもらいましたね。この勇姿がもう見れないかと思うと、なんとも寂しい気分です。



選手、そしてカープファンの皆さん、お疲れ様でした!今年の忘れ物は、また来年取り返しに行きましょう!


2016年の広島カープ観戦記録こちら



Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

この記事が面白かったらシェアお願いします