2016年4月24日日曜日

寺子屋カレッジ「あんパン経営学」講座第1回「人的資源管理論」に参加してきました

知り合いの紹介で、寺子屋カレッジという講座に参加してきました。土曜の午前中に、効率よく経営について勉強できるのは、生活リズムも取れてなかなか気分が良いですね。



寺子屋カレッジとは


一言で言うと、経営についての基本や仕組みを確認したい、実践的な知識を学びたい、という人向けの経営塾です。学位や資格が取れるわけではないですが、気軽に経営学のポイントを学べるし、コースにもよりますが、5000円/回から気軽に学べるのが嬉しいです。
旭化成で実務を積み、イリノイ大学でMBAを取り、淑徳大学で教授をされたりと多彩な経験を持つ吉田健司氏が講師なので、実体験に基づいた雑談もまた参考になります。

講義内容メモ


あんまり詳しく内容を説明してしまうのは色々ちょっとまずい気もするので、個人的に面白かったところを自分のための備忘録として、幾つかメモしておきます。

人的資源管理の3つの側面


人的資源管理は、人材を「採用・配属」して「報酬・福利厚生」で働いてもらい「キャリア開発・組織開発」で成長させていくという3ステップを回していくことだけど、これはITに例えると、「インストール」して「メンテナンス」して働いてもらい「バージョンアップ」で新しい機能を追加することに相当すると。確かにその通りですね。

2:6:2の法則


これもよく言われる話で、みんな大好き働きアリの法則とも呼ばれているあの話ですが、これを人材の言葉遊びで、
・2割の優秀な人=「人財」
・6割の普通の人=「人在」
・2割のダメな人=「人罪」
と呼んでました。更に労働の漢字を
・「朗働」…楽しく働いている状態
・「浪働」…なんとなく働いている状態
・「牢働」…いやいや働いている状態
に分類してマップすると、これはなんだか、すぐにでも評価に使えそうなマップの完成ですね。

リーダーとマネージャーの比較

Leader is to do the right things.
Manager is to do the things right.
そのままですが、非常にわかりやすい。

名言系


今回受けた「あんパン経営学」講座は和魂洋才がテーマで、MBAに代表される論理ベースの欧米的経営学のほかに、渋沢栄一に代表される感性ベースの経営学も学べるということで、名言なんかもでてきます。
  • 「功ある者には禄を与え、徳ある人には地位を与えよ」 ~西郷隆盛~
  • 「人は地位を得て尊きにあらず、地位、人を得て尊し」 ~佐々木将人~
  • 「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かず。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」 ~山本五十六~
  • 「よく聞け。金を残して死ぬ者は、下だ。仕事を残して死ぬ者は、中だ。人を残して死ぬ者は、上だ。よく覚えておけ。」 ~後藤新平~

佐々木将人後藤新平という人物については、今まであまり知らなかったのですが、この機会にwikiを見てみると、結構凄い人でびっくりしました。
山本五十六の名言も、人は育たず、人は実らずのくだりまでは知りませんでした。なるほど。

まとめ


マクレガーのX理論Y理論や、マズローの欲求段階理論など、ビジネスマネジャー検定で出てきた用語の解説もあるので、ビジネスマネジャー検定後の知識のメンテナンスにもちょうど良い内容な印象です。次回も楽しみです。
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