2015年11月29日日曜日

火災保険に関する謎の留守電があやしすぎるので、気になって調べてみたらオートコールについて少しだけ詳しくなりました

先日、なぞの留守電が入っていて、どうも詐欺の手口っぽい感じだなと思って調べてみたら、世の中の仕組みに少しだけ詳しくなったので、せっかくなので備忘録的なメモとして残しておきます。


どんな内容の電話がかかってきたのか?


電話の内容は、30代くらいの女性の声の自動音声で、以下のような内容のメッセージが留守電に残っていました。


住宅災害保険調査の建築職人組合です。

この度はこちらの地域の皆様が加入している火災保険の適用範囲に関して、大事なお知らせがございます。あなたは、火災保険が、火災以外の広い事例に適用され、保険料がもらえるということをご存じですか?火災や風災はもちろん、屋根などのほんの小さな損傷に関しても、火災保険は適用されるのです。

それを知らず、ご自分の費用で修理をしてしまわれる方がほとんどです。

そこで、こちらの地域を対象に、火災保険が適応されるかどうかのアンケートを実施しております。

ご回答は、電話機のプッシュボタンでお答えいただけます。それでは、お尋ねします。

今まで、ご自宅の傷んだ部分が、火災保険で修理できるかどうか、調査したことがありますか?

調査をしたことがある、という方は電話機の1番を、
調査をしたことがない、という方は2番を、
火災保険で自宅の修理ができる事自体知らなかった、という方は3番を、
アナウンスをもう一度お聞きになる場合は、4番を
押して下さい。それではどうぞ。


保険毎日新聞の「うず」というコラムにも、2014年10月24日付で取り上げられていました。
http://www.homai.co.jp/column/uzu/uzu141024.htm

ちなみに、住宅災害保険調査の建築職人組合なる組合は、調べてみましたが、該当しそうな団体は見つかりませんでした…。

調べてみると


留守電に勝手に自動音声を残す、ってのが意外に斬新だなと思ったんですが、実は結構よくあるみたいで、Twitterのタイムラインをぱっと探してみるだけでも、内容こそこ異なれど、結構な頻度でこの手の電話がかけられているみたいです。






自動で電話をかけるオートコールというサービス


で、全然知らなかったんですが、こういう自動音声で電話をかけるサービスがあって、オートコールと呼ばれてるみたいです。
Googleで「オートコール」と検索してみると、結構いろんな会社から色んなサービスが出ていて、サービスとしては2002年くらいからサービスとして提供する会社もあったようです。知らなかった…。KDDIのクラウドオートコールサービスというサービスの紹介動画があって分かりやすかったので、貼っておきます。



さらにオートコールマーケティングなるマーケティング手法もあるようで、そりゃまぁ確かに、機械的に電話をかけられるので、大量に電話ができるよねという…。通知業務など予め電話先との関係性が何かしら築けている場合には確かに便利なサービスですが、無作為に集めてきた電話番号リストに、今回かかってきたみたいな怪しい内容の電話をかける目的で使われると、電話をかけられる方にとっては迷惑極まりない話ですね…。

世の中が便利になるのは大歓迎ですが、サービスは正しい方向に使ってもらいたいものです。

まとめ


留守番電話に入ってた謎のメッセージから、オートコールというサービスがあることを知れたのが収穫でした。
そして、もし、謎のメッセージが詐欺とかの関係であれば、ここからどのように展開していくのかも気になるところですね。何らか回答したら、いつの間にか個人情報をむしり取られてしまうのだろうか…?
警視庁の振り込め詐欺の対策ページにも、常時留守番電話を使うことがオレオレ詐欺には有効、と書いてあるので、皆さんも留守電電話に残った怪しげなメッセージを聞いて、騙されないようにしましょう。



Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

この記事が面白かったらシェアお願いします