登山ルート
今回は半日コースなので、朝ものんびりと11時半に駒ヶ岳ロープウェイの千畳敷駅に到着。日本最大の高低差を誇るロープウェイの日本最高所にある駅ってすごいです。
いざ登山、と思って登り始めたものの、午前中はガスガスでほぼ何も見えない状態。五里霧中とはこのことか、という感じでした。
雲に隠れるホテル千畳敷。こちらも、日本最高所にあるホテルらしいです。泊まってみれば良かったなー。
午前中は本当に、10mと視界が開けてなくて、よく道に迷わなかったもんだ。
のんびりと、かつ、恐る恐る登っても、一時間半ほどで木曽駒ヶ岳山頂に到着。しかし、視界が開けてないので、残念ながら全く達成感のない登頂でした…。
仕方ないので、悠久の自然と謳われる雄大な景色を想像しながらお昼ご飯。いやー、晴れてれば絶景なんだろうなぁ、と思いつつ見ていたのは、こんな景色です。
ところがところが、このわずか5分後、急速に天気が回復して、見晴らしの良い景色が見えてきました。これが、待てば海路の日和あり、ってやつか。先ほどの標識からの景色も一変です。
やー、タイミングが良かった。のんびり登って良かった。その後は、景色が絶好調。中央アルプスの山々が美しい。
登るときには気付きもしなかった宝剣岳も、この通りくっきりはっきり見えるようになりました。
というわけで帰りは、宝剣岳にもアタック。近くで見ると、宝剣岳の名前に負けぬ美しい山の形。確かに何か切れそうだ。
宝剣岳の山頂から見た景色がまた素晴らしかったです。
そして宝剣岳が本気出すと大地が割れるみたいで、見事なまでにまっすぐな太刀筋が大地に刻み込まれてました。生でみると、すごい迫力。
そして帰りがけ、登るときには気付きもしなかった見事な千畳敷カールの姿も見ることができました。
これこそが山頂にも刻まれていた悠久の自然。この景色を楽しめるんだったら、確かにホテル千畳敷は泊まってみたいですね。やー、本当に晴れて良かったです。楽しい半日登山になりました。
登山のあとは、ソースかつ丼と温泉で癒される
17時半には菅の台バスセンターまで降りてきたので、疲れた身体を癒やさねば、ということで、まずは、駒ヶ根名物のソースかつ丼を頂きました。お店は、菅の台バスセンターすぐの食事・喫茶ガロ。私が行った頃には、夕食の時間とも重なりすでに結構並んでました。
噂のソースかつ丼も、申し訳程度に乗っかってる蓋が、全く閉まってないほどのすごい迫力。実は全部食べきれませんでしたが、残りはお持ち帰りできました。親切。
そしてお腹いっぱいになった後は、やっぱり温泉で疲れを癒やす。これまた菅の台バスセンター近くの、早太郎温泉こまくさの湯。露天風呂が素敵な温泉でした。思ったほど混んでなかったのもグッドです。
他にも見所一杯の駒ヶ根高原
木曽駒ヶ岳に登る前の初日は、のんびりとマルスウイスキー・南信州ビール駒ヶ岳醸造所の工場見学をしてました。
ポットスチールの迫力や熟成中の樽の香りもたまりませんが、やっぱり試飲ができるのが楽しいですね。
地ビールはもちろんですが、ソースカツ丼に並ぶ駒ヶ根名物、イナゴを使ったイナゴピザも堪能しましたよ。
まとめ
山以外にも楽しめるところがたくさんあって、満足の2泊3日旅行となりました。標高が2956mもある山に、半日で気軽に登れるのは嬉しいですね。千畳敷カールの悠久の自然も、木曽駒ヶ岳や宝剣岳からの素晴らしい景色も、駒ヶ根名物ソースかつ丼も、こまくさの湯も、満喫できて良かったです。
個人的に好きな一枚。山を眺める人は絵になりますね。